上値の重い展開…
本日のNY市場では、特に経済指標の発表もなく、買い戻しが入る展開でしたが、全体的には上値が重く、結局NYダウは1万ドルの大台を割り込んで103.84ドル安の9908.39ドルとなっています。
今後も、ギリシャやポルトガルなど欧州のソブリンリスクが警戒されるなかリスク回避の動きが続きそうとの見方が市場を支配しているので、上昇相場に変わるには、何か突発的な材料が必要では?
ユーロ圏では、ソブリンリスクの震源地である欧州の株価は反発していましたが、リスク回避の姿勢が反転したわけではなく、週末の7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)では、欧州当局者がギリシャの財政健全化を約束してはいましたが、市場での懸念は根強いですし、リスク回避によるマネー縮小の動きは止まっていないようです…
商品の方を見ると、上昇はしてはいるものの力強さもなく、上値が抑えられています…やはり、NY金では1010~1020ドルのラインまで行かないと下げが終わらないのでしょうか?
今週は、10日に米貿易収支や米財政収支、11日に米小売売上高、12日に米ミシガン大消費者信頼感指数速報値などがありますし、ユーロ圏でも12日にGDP速報値、中国でも10日に貿易収支の発表があったりと、発表の結果によっては多少流れを変えてくれるものも含まれています。
しかし、極端に改善しなければ、再度戻りは狙われるでしょうし、買い方はよっぽど気を付けておかないと…
ちなみに、先日も書きましたが11日は“金星のサインチェンジ”になるので要注意です。
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